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脱貨幣社会について

2017/09/14

タイトルの通り私自身は脱貨幣社会の実現ということに大変な興味があります。

 

ここでいう脱貨幣とは、単純に現金がデジタル化・仮想化されるということではなく、そもそも「お金」のみが対価である世の中からの脱却という意味です。

 

それが果たして何になるのかはわかりませんが、信頼や信用、思い出、ノウハウ、スキル、物…

 

色々あるとは思いますが、ある種原始的な物々交換に近い形になるのかもしれません。

 

物々交換自体は非効率で、貨幣経済はその非効率を解決した画期的なシステムでした。

私たち自身も貨幣経済により価値の交換の効率性というメリットを享受しています。

ただ、労働の対価として貨幣を受け取り、サービス・ものを購入した対価として貨幣を払う…当たり前の社会だけどなんだか窮屈というか、お金を稼ぐことに長けた人にはいい世の中ではあるものの、そういったことが苦手(交渉が苦手とか、すごくいい人でみんなからも好かれているけど仕事ができないとか…)な人は貨幣を手にすることができなくてあんまりいい生活ができないっていうのがなんだかなあと思うわけです。

もっといろんな生き方というか、この人はお金持ちではないけど、すごく信頼を持っていて、それがお金持ちと同レベルの指標みたいな。。。あんまり具体的には考えられていないけど。

 

そもそも物々交換がなぜ非効率だったかといえば、こちらが欲しいものと相手が欲しいものがマッチするというのはそもそもすごく難しいわけです。

それを「貨幣」という紙(昔は貝とか石とかコメとか金とか。)に信用という価値を持たせることでその非効率を解決したわけです。

 

ただ、その非効率を解決する方法としてもう一つあげられるのは、全世界の人の大量の欲しいものデータを集めてマッチングすることができれば物々交換自体の難しさは大きく軽減されます。

インターネットであれば、それを解決することが比較的容易にできるわけです。

メルカリなんかは割とそこに近いところまで来ていますよね。

 

マッチングなんかはインターネットの非常に得意な領域ですし。

 

実際には、物理的な物が存在するので配送の手間等がかかるため、原始的な物々交換というのはまだまだ難しいと思いますが、何かデータとして貨幣とは別のものをある種の交換指標として使うことができれば、貨幣以外に「価値」として認められるのではないか、と思っていて、なんかもっと多様な生き方ができれば、人間それぞれにあった生き方をして幸福度もあがるんだろうな、なんて考えています。